新茶のおはなし
2021年 05月 10日
立春から数えて88日目を八十八夜といって春から夏に移る節目の日です。
遅霜の心配もなくなり、農家さんは忙しい時季を迎えます。
茶摘みも最盛期。
新茶(一番茶)は旨味・甘み成分のテアニンが二番茶以降に比べて3倍ほど多く含まれているため、渋みが少ない甘くて香り高い美味しいお茶になります。
お茶は洗わずに飲むものですので、農薬や化学肥料を使っていないお茶をおすすめします。
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●新茶の美味しいいれかた●
茶葉を多めに(一人分小さじ2杯ほど)入れて
70度くらいのぬるめのお湯で茶葉が開くまで40秒ほど蒸らします。
(私は急須を10回ほどやさしく回します)
最後の1滴まで注ぎましょう。
ふくよかな香りと甘み、ほのかな渋みのハーモニーを味わって。
また、水出しもおすすめ。
水1Lに茶葉10gほどを一晩浸けておくと
翌朝にはきれいな緑色の美味しいお茶ができています。
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緑茶には興奮、覚醒作用のあるカフェインが含まれていますが、新茶に多く含まれるテアニンにはカフェインを抑制する働きがあり
副交感神経を優位にし、血圧を下げてリラックスさせますので、就寝前やお子さんにもおすすめです。
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緑茶はコロナ対策としても注目されています。
緑茶に含まれるカテキン類、特にエピガロカテキンガレートという成分がコロナウィルスを無害化するとのことです。
カテキンは、抗酸化作用や免疫力向上が期待できる成分で、二番茶以降のほうが多く含まれます。
80度以上の熱湯で淹れるとよく抽出されます。
なお、エピガロカテキンガレートは低温でも抽出されやすいそうなので、水出しでもOKのようです。
おいしく緑茶を飲んで、免疫力をアップしましょう



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by pokapoka-natural
| 2021-05-10 14:39
| 季節のはなし